このページでは、アメリカ科の卒業生からのメッセージを掲載しています。
かつて当コースで学んだ方々に、後期課程での学業や学生生活の思い出について振り返っていただいています。いま学生の方(特に進学先を迷っている1・2年生の方)は、ぜひ参考にしてください。
メッセージは届き次第追加していく予定です。
N・Aさん(2022年3月卒業)
北アメリカ研究コースの一番の特徴は、先生方との距離の近さだと思います。他の学部学科に比べて、先生方に気軽に相談しやすく、レポートや卒業論文なども丁寧に指導していただけたと感じています。指導教員の先生はもちろん、他の先生方も、研究や進学の相談に快く応じてくださいました。
地域研究という視点から、複数の学問に触れることができる点も魅力です。歴史学を専門としている先生が多い傾向にはありますが、他にも文学、政治学、アメリカ研究など、様々な分野の先生がいらっしゃいます。加えて、私が北アメリカ研究コースに在籍していた当時は、他の大学や機関に所属している先生から経済学や法学を学ぶ機会もありました。
北アメリカ研究コースへの進学を検討されている方、あるいは北アメリカ研究コースに在籍中で研究や進学に悩まれている方は、ぜひ一度先生方とお話ししてみてはいかがでしょうか。
K・Fさん(2021年3月卒業)
私がアメリカ科に興味を持ち始めたきっかけは初ゼミで西崎文子先生の授業を受けたことでした。それまで学術において何かを語るには「歴史」「経済」「文化」「外交」といった特定の切り口を持たねばならないと思っていましたが、初ゼミを通して複合的な視点でアメリカ史を語って良いと学び、新しい世界が開けました。
英語で学ぶ機会を持ちたい、かつ特定の分野に縛られたくない、と思った時にアメリカ科は理想的な進学先でした。先生方はもちろん、先輩後輩にも恵まれ、卒業後5年以上経ってもいまだに学科の皆さんと交流があります。ヒーヒー言いながら書いたレジュメも、先輩や先生方との下北での飲み会も、学科部屋でダラダラと雑談した授業後も、全部とてもいい思い出です!
ちなみに駒場図書館はもちろんCPASの図書館も洋書が充実しているのでしっかり英語を学びたいという方には特にお勧めです。
社会人留学でのアドバンテージ——M・Uさん(2022年3月卒業)
この秋[2026年秋]からアメリカへの社会人留学を控えている卒業生です。出願準備をしている間に感じた、アメリカ科に在籍していた恩恵を、後輩の皆さんにもお伝えしたいです。
社会人留学(職業大学院の修士課程)の傾向として、専門知識を磨くためのプログラム(公衆衛生etc.)と、キャリアアップのための実務スキル習得(MBA、公共政策、国際関係etc.)の2つのタイプに分けられます。前者は学部レベルの知識(=学士号や学部レベルの特定科目の単位)を持っていることが前提とされていますが、後者では必ずしも学士号と修士号の分野が一致していなくても問題ありません。
アメリカ科に在籍するアドバンテージは様々ありますが、他の社会人留学出願者たちにはない利点として推薦状の準備についてお話しします。
基本、アメリカへの大学院留学には推薦状の提出が求められます。職業大学院の修士課程は、トータルで2〜3通、うち最低1通は大学時代の先生からという要件の大学が多いです。これらは上司・教授が直接オンラインで提出するのですが、誰に依頼したら良いかで多くの人がつまずきます。大規模講義授業ばかりの学部に行った人は、面識のない先生ばかりで、依頼しに行っても先生側が学生を覚えていない……ということも。また、そもそも推薦状を見たことすらない人の方が多いにも関わらず、出願者が代筆するのが当たり前と言われています。どのような要素や構成で書けば良いか、一から調べて準備しなければならない上、語学試験や他の書類の準備と並行して、作業を進めるのは大変です(もちろん仕事もありますし)。
その点、アメリカ科の授業は小規模で先生方との距離が近く、卒業後数年経っても頼れる存在として、親身に相談に乗ってくださる先生方がたくさんいらっしゃいます。皆さん推薦状の執筆に慣れているので、お陰様で自分の作業量を軽くすることができましたし、心理的にも、アメリカに詳しい方からお話を聞けるのは心の支えでした。もちろん、先生方や学科のネームバリューもありますので、強いカードだと思います。
また、職業大学院への進学では学士号と修士号の分野が必ずしも一致していなくても良いという点は、アメリカ科の学びの幅広さや日本の学生就活の方針と親和性が高いです。興味関心がある分野やミクロなトピックを学部時代に研究し、社会人経験を積んでお金を貯めたのち、修士課程で効率良く基礎理論と実践的なスキルを学ぶという道筋も悪くないのではないでしょうか。ちなみに、私は修士課程で理転します。たまたま仕事に繋がる修士号を取ろうと思ったら理系でした。
人生、学部時代だけが全てではないので、その先のキャリアを見据えて海外志向があるなら、アメリカ科を選択肢の一つとして、ぜひお勧めします。

