2019年度卒論口述審査のお知らせ
日時:2020年1月24日(金)10時半~11時45分予定
場所:18号館コラボレーションルーム3
(終了後、8号館北アメリカ科研究室にて簡素な慰労会をします)
2019年度卒論口述審査のお知らせ
日時:2020年1月24日(金)10時半~11時45分予定
場所:18号館コラボレーションルーム3
(終了後、8号館北アメリカ科研究室にて簡素な慰労会をします)
北米科では9月20日、お昼休みに進学内定者ガイダンスを8号館405にて実施します。すでに進学先を決めた方はもちろんのこと、まだ決めかねている方、実際に在学生や教員に話をきいてみたいという方も含めて、ふるってご参加ください。お茶とお菓子を用意して、お待ちしております。
7月26日、14:00より、コラボレーションルーム1にて卒業論文中間報告会が行われます。北アメリカ研究コース所属の三年生のみなさんも、来年度にそなえて参加してください。終了後、簡単な懇親会を研究室にて行います。
二枚目のポスターには三つのイメージが登場します。このイメージはアメリカで現在起きていることが深くかかわっています。
左下に写真が二枚ありますが、その上の方のイメージに登場するのは、コリン・キャパニックです。彼は有名なアメフト選手ですが、同時に、黒人問題に関して、写真にあるように、試合開始前の国歌斉唱をせず、ひざまずくことによって、メッセージを発しました。
そのメッセージとは「黒人の命が大切だ」(“Black Lives Matter”)というものです。21世紀のアメリカで、いまだにこのような訴えを黒人たちがしなければならないということに驚かれた方は、是非アメリカ科にいらして、教員や学部生の先輩たちにきいてみてください。
左下のイメージの二枚目は、フロリダ州の高校生たちです。彼らはある事件とそれに対する彼らの抗議行動で有名になり、『タイム』誌の表紙を飾りました。その事件とは彼らの通う高校でおきた銃乱射事件です。友人を失った彼らは、銃規制を求めて全米での同時デモを呼びかけました。銃の所持が認められているアメリカでは、現在、三億丁以上の銃が出回っていると言われます。この高校生たちの呼びかけにも、反対意見が寄せられました。銃規制反対という主張は日本人にとっては理解しがたいものだと思いますが、アメリカでは少なくありません。なぜなのか、考えてみたい人はぜひアメリカ科のガイダンスにいらしてください。
ポスター右下の写真には、皆さんが知っているセレブがいるかもしれません。例えば、右端のテイラー・スウィフトは日本でも人気のミュージシャンですよね。ここに登場する女性たちもまた『タイム』誌の表紙を飾りました。彼女たちの、セクハラの撲滅を求めて声をあげた、泣き寝入りせずに世に訴えた、その勇気がほめたたえられたからです。女性の権利が確立されているように思われるアメリカ、21世紀のアメリカでなお、このような社会運動が話題になること自体が不思議に思われるかもしれません。そして日本ではどうでしょうか?こういったことを語りたいと思った方も、進学ガイダンスに来てください。
(文責:江崎聡子)
このページにいらっしゃった方は、もしかしたら、キャンパス内に掲示された北アメリカ研究コースのガイダンス用ポスターをご覧になってくださったかもしません。
ポスターは二種類あって、一つはニューヨーク市の高層建築、クライスラービルのイメージと、西部のグランド・キャニオンのイメージが並置されているものです。
もう一つは21世紀のアメリカ社会にみられる様々な問題を象徴する三つのイメージ―アメフト選手のコリン・キャパニック、フロリダ州の高校生たち、そしてテイラー・スウィフトやアシュレー・ジャッドら女性たち―が登場するものです。
一つ目のポスターのテーマは人工と自然です(ポスターに使用したイメージをここにものせておきます)。ご存知の通り、アメリカには高度に発展した近代型の都市が十九世紀末から二十世紀初頭にかけて、各地に出現しました。とくに、シカゴやニューヨークには高層建築や地下鉄、橋といった当時としては最先端の機械文明が見られようになりました。現代の都市やその文化の原型がアメリカにおいて作り上げられたのです。
一方で、アメリカには、現在に至るまで、雄大な自然風景が広がっています。気候や植生に関しても、多様性が見られます。砂漠がある一方で、亜熱帯気候、そして冬になると大雪がふるような地域もあります。また19世紀後半以降、国立公園の整備がすすみ、自然保護の考え方も徐々に浸透していきました。
このように、人工的なものと自然という相反するものが共存しているのがアメリカの風景の特色です。
(文責:江崎聡子)
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